ツイッターで話題の商品を使って稼ぐ「輸入せどり」のやり方
実験的にやっていたせどりの手法がありました。それはTwitterで話題になった商品を、海外から輸入してヤフオクで売るという「輸入せどり」の手法です。始めたのは2016年の1~2月頃で、在庫が無くなったので公開します。
Twitterと輸入せどりで稼ぐ手順
さっそく今回紹介する「輸入せどり」のやり方、設計図をざっと出しますね。
- Twitterで話題になっている商品を見つける(5000 RT&5000 FAV以上)
- 見つけたら販売元のサイトを探す
- ヤフオクで既に売れた記録があるか確かめて、差額をチェックする
- 差額が送料を含めても十分(30%以上)であれば、輸入してヤフオクで転売します
手順を書いてしまえば、こんなものです。やっていること自体はとてもシンプルで、誰が見ても「確かに稼げそう」だと思います。が、頭のなかで思うのと、実際に稼ぐのでは次元が違います。なので、この記事では僕が実際にやっていた「輸入せどり」の実例を出して解説します。
Twitterで話題になっている商品を見つける
当時、僕が発見したのがこの「Eagle Energy Vapor」でした。見ての通り、カフェインを直接肺に取り込むことで、コーヒーよりも効率良く目を覚ます効果が期待できるという商品だ。
非常に面白い商品で売れる売れない以前に僕自身が興味津々でしたね。さて、このツイートは10000リツイート、10000ファボを超えているため、注目度は十分にあると判断。実用性もあるため、欲しいと思う人は一定数はいるだろう。
販売元のサイトを探す
Googleなどでさっそく検索する。
「Eagle Energy Vapor」と検索すると、検索1位に公式サイトが表示されました。見てみると通販サイトになっていて、日本人でも購入は簡単のようです。しかも、50ドル以上の購入で送料が無料になると書いてある。これはやるしか無いですね。
商品のラインナップはこの2種類のみ。3本入りが25ドル。10本入りが75ドルでした。10本入りが75ドルで1本あたり7.5ドルとお得なので、当然10本入りを購入しました。送料も無料になりますし。
と・・その前に、まだ購入してはいけません。購入する前に、差額が存在するのかをチェックしないと。ヤフオクでEagle Energy Vaporが流れていないかを確認しよう。
ヤフオクで売れた記録を確認して、差額をチェックする
一応、継続的に売れているようです。6月現在も1本あたり1000円で取引されている。少し差額がマズイように感じますよね。僕が取引をしていた頃の相場はもう少し美味しかったんです。
オークファンという過去の取引相場を見ることができるサイトで1~2月の相場を確認すると、1本あたり1500~2500円という高値で取引されている。差額を確認しよう。
- 仕入れ : 1本あたり7.5ドル(約750円)
- 売値 : 1本あたり1500~2500円
- 利率 : 100~233%
利率が最低でも100%に達する商品は、あまり無いのでさっそく仕入れることに決めました。
輸入してヤフオクで売る
販売サイトにて、クレジットカードで決済をして購入手続きをしました。すると、確認メールが来ます。
その後、1週間ほど経過してから発送メールがようやく来ました。海外ってこんなに対応が遅いものなんだろうか。オーストラリア郵便で船便するそうで、その追跡番号が記載されていました。
その発送メールが1月29日に届いて、実際に日本に来るのになんと3週間近く掛かりました。これは予想外で、届くのを待っている間に相場が少し落ち着いて1本あたり1500~2000円にまで落ちてしまっていました。
でも、届いた商品自体は無傷でいい状態だったので、とりあえずは良しとしました。あとはこの手に入れた「Eagle Energy Vapor」をヤフオクで売っていくだけです。
競合との差別化
ヤフオクでは既に、僕以外にもたくさんの出品者が同じVaporをたくさん出品していました。そして、送料無料や値下げなどを行う販売者が増えていて、価格競争が起こりつつあるように見えました。
そこで少し考えて、他の人と同じような売り方をしても多分大きな価格差を付けられないと結論を出して、売り方を差別化しました。どのように差別化したのか?
僕の販売ページはこんな感じに構成しました。今はVaporを使ったせどりはしていないので、公開してしまいます。今後、同じようなチャンスがあった時に利用してください。さて、差別化した点をまとめていきます。
- 商品タイトルを英名をやめて、日本語に変えた
- 用途が分かりやすい商品タイトルに改めた
- 商品のファーストビューには、ネットで拾える画像では無く実際に商品の写真を撮りました
ネットで拾えるような画像では、買う側としては「実在感」が無くて少し微妙な心境になります。だから、実際に手元にあるよ。ということをアピールするために商品を直接撮影した画像を使いました。
次に商品タイトルなんですが、今思うとそのまま英名でも良かった気がします。なので、用途が分かりやすいようにタイトルに付け足すくらいでいい。なぜ、英名のままで良かったかというと、英名で検索してくるユーザーの方が購買意欲は高いから。
- エナジードリンクの代用に、イーグルエナジー【眠気打破】
- Eagle Energy Vapor カフェイン 電子タバコ
前者のタイトルだと、エナジードリンクと検索した人にも見つかります。しかし、エナジードリンクが欲しくて検索したのに、突然目に入った電子タバコを買ってみようと思う人はどれくらいいるだろうか?
そうです。今思い返すとここが何か微妙な気がするんですよ。ただ・・それでも僕の場合は普通に売れていたので、おそらく商品説明での差別化が効いたんだと思います。
普通に売るなら商品タイトルは商品名のままで構わない。なぜなら商品タイトルを調べてきて、わざわざ英名で検索してくるようなユーザーは、相当その商品がほしいと思っているからだ。購買意欲が違うんですね。
商品説明のページは結構力を入れて作りました。見出しも綺麗にデザインして、段落を意識した文書構成にしている。
他の販売者とあからさまに差別化するために、商品が誕生した経緯から書いて、効果の説明も「カフェインを肺に直接取り込む電子タバコ」ではなく、「エナジードリンクと同様の効果。ドリンクとの違いは肺への直接摂取。電子パフ。」と変えました。
あとはこんな感じで、公式サイトの説明を日本語に翻訳して紹介するくらいです。
まとめ
最終的に、Vaporは2回仕入れました。仕入額は15000円で、売上は35000円ほどに。差し引きで利益は20000円ですね。今はやっていません。
やらなくなった理由は単純で、回転率が落ちたから。1~2月は2日に1度のペースで取引が成立していました。それだけ取引が活発だったんです。それが3日に1度、4日に1度とじわじわと回転率が落ちてしまった。
売れるペースが遅くなると、他の販売者と少ないパイを取り合う効率の悪いゲームになってしまいます。こうなると他の商品を仕入れて別のチャンスを狙ったほうが効率が良い。だからVaporから撤退です。今は売れても1本あたり1000円ですし。
Twitterを使った輸入せどりの手法の説明は以上で終わりです。
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